シアターキューブリックは、作・演出の緑川憲仁らが中心となり、
一般公募で集まった仲間とともに2000年2月に旗揚げしました。
結成10年となる2010年現在、劇団員は12名。メンバーの平均年齢は32才です。
上演作品の特徴は、絵本のようなファンタジー世界。
登場人物の繊細な心の動きも、ダンスや音楽などの多彩な演出でポップなエンターテインメント作品に仕上げ、演劇に馴染みのない方でも安心して楽しめるような作品を創っています。
作品テーマは「家族・絆・愛」。
風や森のぬくもりを感じさせるノスタルジックなファンタジーとして定評があります。
生の臨場感と劇場空間や会場周辺の街での人との触れ合い。
そうした演劇の特色と、旅や歴史の好きな座付劇作家、緑川憲仁の思いが交じり合い、
「まち れきし あそび!」を劇団のスローガンに掲げています。
2008年、人気ローカル鉄道「銚子電鉄」とタッグを組んだ、演劇と旅のコラボレーション企画『銚電スリーナイン』、そして2010年、創業73年の銭湯を劇場とした『曳舟湯の怪人』などは、まちあるきと演劇を絡めた公演で、多数のマスコミでも話題となりました。
また、2008年発表の戦国ファンタジー作品『誰ガタメノ剣(タガタメノツルギ)』は歴史ファンの間で大反響を呼び、2010年の再演にて 紀伊國屋サザンシアターに進出。2011年、物語の地元である高知県側主催での招聘公演が実現。
この評判を機に、岡山では山陽新聞社主催・おかやま桃太郎まつりにて地元の人気武将『宇喜多秀家物語』を上演。
関ヶ原410年祭への俳優ゲスト出演、関ケ原合戦祭での『島津の疾風』上演などを重ねてまいりました。
緑川憲仁は2011年岐阜県関ケ原町の「関ケ原東西武将隊」の総合演出も務め、
最近では「歴史モノ、戦国エンターテインメントの舞台といえばシアターキューブリック」とご支持いただいております。
私たちは「まち」がそのまま持っている歴史やそこに生きる「ひと」に興味を持っていただけるような公演やイベントを行なうことによって、そこでしか得がたい観光資源を生み出すお手伝いをいたします。
現在、墨田区限定のアイドルグループ「帰ってきたキューピッドガールズ」を結成し、
墨田区の商店街で"参加できる"イベントを定期的に行なうなど、
すみだの街やひとの魅力、昔からある商店街のよさなどを観光資源にするための活動をしております。
「演劇」が日常生活と地続きであることを大きな魅力のひとつと捉え、劇場以外の場所での公演や、テーマと絡めた関連イベントの開催など、活動の幅を広げています。
2005年より一般のお客さんと演劇を楽しむ参加型イベント『演劇であそぼ!』を実施。
多くの劇団がやっているような経験者向けの演劇ワークショップではなく、
広く一般の子供から大人まで、経験者も未経験者も、みんなが楽しめるような「演劇あそび」をしたいと考えています。参加される方の年代は10代〜50代までと幅広く楽しんでいただいております。
2010 年1月、東京の下町「すみだ」へと本拠地を移し、活力溢れる地元の人々と手を携えながら、"遊園地のようなまちづくり"に向けて活動を開始しました。
観るだけではなく参加する演劇のひとつとして「帰ってきたキューピッドガールズ」の活動などを地域密着で行なうことで地域を元気にし、日本全国を楽しくしていこうとしています。
私たちのスタイルは新しいタイプの劇団として、業種を越えたさまざまな方面から注目を集めています。
1998年、成城大学経済学部卒業後、2000年にシアターキューブリック結成。以降、ほぼ全作品の脚本・演出を手掛け、「絆」「希望」「いのち」等、世代を越える普遍的なテーマの、ファンタジーテイストかつエネルギッシュな劇空間を生み出している。 また「人と人とを結ぶ」演劇の特色に着目し、地域振興や表現教育など"まちづくり"や"人づくり"の道具としての新たな可能性を見据えて、ローカル鉄道演劇や、地元商店街あるいは銭湯での演劇公演を行なう等、多岐にわたる創作活動を行なう。代表作として、宮沢賢治の世界観をモチーフにしたファンタジー冒険活劇『葡萄酒いろのミストラル』や、銚子電鉄車内で上演した旅と演劇のコラボレーション作品『銚電スリーナイン』、多くの歴史ファンの人気を集める歴史ファンタジー『誰ガタメノ剣(タガタメノツルギ)』がある。 近年はさまざまな歴史イベントのゲストとして出演。2011年には岐阜県関ケ原町の観光PRを目的とした「関ケ原東西武将隊」の総合演出も務め、その後の関ケ原町の観光発展に寄与した。外部への脚本提供・演出では、富士通最新パソコンFMVサイト「デキルーム」、長野県上田真田まつり決戦劇等がある。株式会社ネビュラエンタープライズ代表取締役。一般社団法人日本演出者協会広報副部長。